Sessions とは
あなたが「本当にやりたい」と思える事業を定める
ローカルベンチャー育成プログラムです。
「起業の実現可能性を確かめたい」という方も参加OK
舞台は、いのちめぐるまち・宮城県南三陸町。南三陸で起業をしている方、 また南三陸で「起業の実現可能性を確かめたい」という方のために、たくさんの成長機会をご用意しました。
対話によって見つけていく
自分自身が描いたプランをベースに、半年間のプログラムを通じて、参加者は様々な「対話」を経験します。自分自身との対話。志をともにする受講生仲間との対話。 最前線で活躍中のメンター陣との対話。そして南三陸を熟知する地域のアドバイザー陣との対話です。
ゴールは想いを定めること
対話と議論(セッション)を積み重ねながら、自分が「本当にやりたい」と言い切れる事業を定めていきます。 そして、その事業を「実現できる」という確かな自信を身につけます。
どこからでも参加可能
今年度は新型コロナウイルスの影響により、オンライン(Zoom)で開催予定です。 どこに住んでいても、自宅にいながら地域とつながり、起業家として成長できるこの機会をぜひご活用ください。事業立ち上げの経験の有無は問いません。「こんなことをしてみたい」という想いを胸に秘めている方、地域でのチャレンジの一歩を、共に踏み出しませんか?

フィールド
森・里・海の大自然に囲まれた、宮城県の南三陸町。
「いのちめぐるまち」を町のテーマに掲げ、地域の中で資源が循環する社会づくりを進めています。持続可能な森の国際認証FSC、海の養殖の国際認証ASCを日本で初めてダブルで取得しました。都会に比べれば足りないものはあるかもしれませんが、未来への愛情にあふれる人々が、日々躍動している地域です。
このプログラムでは、そんな南三陸を拠点とした事業の立ち上げに挑みます。
今年度は、地域内の方はもちろん、特に地域外の方でまだ南三陸を知らない方にも事業を実現できるイメージを持ってもらえるようにプログラムを構成しています。

対象
A:起業家・経営者の方
南三陸での事業開始あるいは法人設立から概ね5年以内で、事業を拡大したい人
B:起業準備中の方
南三陸で事業をする決意をしていて、準備をしている人
C:起業の実現可能性を確かめたい方
これを機会に南三陸で事業をすることの実現可能性を検討したい人

コンセプト
3つの視点で、想いを磨く。
ビジョン
誰を幸せにするのか、
自分はどう幸せになるのかをクリアにする
バリュー
相手に本当に価値を提供できているか、
なぜ自分がするのかをクリアにする
収益性/リスク
事業の収益性やリスクをシミュレートし、
実現に向けた自信をつける
プログラム
3つのセッションで、事業プランを作り上げる。

スケジュール
日程 | 内容 | ゴール | 講師 |
---|---|---|---|
個別相談(1) プログラム開始前に、ビジョン、バリュー、収益性/リスクのどこを磨いていきたいかを仮に決めます。 | ・半年間のプログラムを自分の事業の立ち上げ/加速に最大限に活用できるようになる | (事務局) | |
8/29(土) | ブラッシュアップセッション(1) ビジョンを深めるための価値観や考え方を学び深めます。 | am ◯チームビルディング ◯受講生同士の自己紹介 ◯約束事の確認 ◯あると助かることの洗い出し ・このコミュニティを安心・安全な場として認識し、相談事やモヤモヤをお互いに気兼ねなく共有できるようになる ・他の受講生に頼れそうなこと、自分が貢献できそうなこと、のイメージを持てるようになる pm ◯マインドセット醸成 ◯事業に対する想いを語り合う ・起業家の価値観や生き様の事例を聞き、自分にとっての起業する意味を自覚する、どんな壁にぶつかる可能性がありどう乗り越えるか想像できるようになる ・お互いを理解し、相談できる関係、切磋琢磨する関係のベースを築く | 島崎 湖 氏 室岡 拓也 氏 |
個別相談(2) 想いを磨くために、各視点(ビジョン、バリュー、収益性/リスク)で具体的に何をすれば良いかを定めます。 | ・半年間のプログラムを自分の事業の立ち上げ/加速に最大限に活用できるようになる ・地域の魅力や課題を自分の言葉で語れるようになるベースを築く | (事務局) | |
9/10(木) | テーマ別セッション(1) ビジョン、バリューを磨くために、商品企画、マーケティングの視点でビジネスプランを検証します。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・自分の想いをどう商品が具現化するのか、なぜ自分がそれに取り組むのかクリアにする ・事業を通じてどんな人にどんな価値を提供したいのかクリアにする | 山内 亮太 氏 |
個別相談(3) 引き続き想いを磨くために、各視点(ビジョン、バリュー、収益性/リスク)で具体的にやったことを振り返り、追加のアクションを定めます。 | ・半年間のプログラムを自分の事業の立ち上げ/加速に最大限に活用できるようになる ・地域の魅力や課題を自分の言葉で語れるようになるベースを築く | (事務局) | |
10/3(土) | ブラッシュアップセッション(2) メンターに加え地域の経営者も交えて、ビジョン、バリュー、収益性/リスク、それぞれの点からビジネスプランをブラッシュアップします。 | ◯ゲストトーク ◯プレゼン、フィードバック ・地元企業における商品開発のストーリーを聞き、地域の人々が直接購入したり、応援したいと思えるプロダクト/サービス像を描けるようになる ・考えが足りないところ、それを磨くためにすべきことを自覚する | 山内 幸治 氏 株式会社ヤマウチ 山内 淳平 氏 |
個別相談(4) 引き続き想いを磨くために、各視点(ビジョン、バリュー、収益性/リスク)で具体的にやったことを振り返り、追加のアクションを定めます。 | ・事業性を検証するためには何を考えれば良いか想像できるようになる | (事務局) | |
10/22(木) | テーマ別セッション(2) 収益性の視点からビジネスプランを検証し、自信をつけることで想いを磨きます。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・財務諸表(PL,BS,CF)を活用しながら、キャッシュフローを生み出すビジネスモデルが描けるようになる ・各資金調達方法のメリット、デメリットを理解し、自分に合った調達方法を選択できるようになる | 室岡 拓也 氏 |
11/5(木) | テーマ別セッション(3) 収益性の視点からビジネスプランを検証し、自信をつけることで想いを磨きます。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・銀行の融資メニューを理解する ・創業融資のポイントと創業計画書の作り方を理解する ・南三陸町や宮城県の補助金/助成金メニューを理解する | 日本政策金融公庫 森 秀晃 氏 南三陸町 佐藤 守謹 氏 |
11/21(土) | テーマ別セッション(4) ビジョンのさらなる深堀りを行い、想いを磨きます。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・自分の過去を振り返り、自分の価値観をクリアにする ・自分の未来を想像し、自分はどうありたいのかをクリアにする ・自分との対話の仕方を学び、ブレない軸を定められるようになる | 島崎 湖 氏 |
個別相談(5) 収益性の視点からビジネスモデルを検証し、自信をつけることで想いを磨きます。 | ・個人の価値観やビジョンと事業のビジョンを重ねて捉えられるようになる | (事務局) | |
12/12(土) | ブラッシュアップセッション(3) メンターに加え起業実践者も交えて、ビジョン、バリュー、収益性/リスク、それぞれの点からビジネスプランをブラッシュアップします。 | ◯ゲストトーク ◯プレゼン、フィードバック ・他地域における事業開発のストーリーを聞き、経営者としてリスクを見通す力やビジョンを追求するマインドセットを身に着ける ・考えが足りないところ、それを磨くためにすべきことを自覚する | 室岡 拓也 氏 本多 智訓 氏 |
個別相談(6) 引き続き想いを磨くために、各視点(ビジョン、バリュー、収益性/リスク)で具体的にやったことを振り返り、追加のアクションを定めます。 これまでに実行したアクションから導き出されるビジョンの深堀りを特に行います。 | (個々人の状況に応じて設定) | (事務局) | |
1/14(木) | テーマ別セッション(5) リスクの視点からビジネスプランを検証し、自信をつけることで想いを磨きます。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・法務、人事労務管理に関して、起業にあたり最低限知っておくべき内容を理解し、チームメンバーや取引先などとのやりとりをスムーズに進められるようになる | 佐藤 和幸 氏 |
1/28(木) | テーマ別セッション(6) リスクの視点からビジネスプランを検証し、自信をつけることで想いを磨きます。 | ◯レクチャー ◯インタラクティブセッション ・日々の取引データを何の目的でどのように整理しておくと良いか理解し、経理/税務作業にかかるコストや精神的負担を最小限に抑えられるようになる | 高 敏晴 氏 |
個別相談(7) 引き続き想いを磨くために、各視点(ビジョン、バリュー、収益性/リスク)で具体的にやったことを振り返り、追加のアクションを定めます。 | (個々人の状況に応じて設定) | (事務局) | |
2/20(土) | 最終発表会 ビジョン、バリュー、収益性/リスクの視点で磨いたビジネスプランを地域の様々な方にプレゼンし、フィードバックをもらいながらさらに想いを磨き、心からやれる、やりたいと思えるところまでの到達を目指します。 | ◯プレゼン、フィードバック ・考えが足りないところ、それを磨くためにすべきことを自覚する ・事業にかける想い・計画を地域の人々に伝え、今後協働できる領域を模索できるようになる | 島崎 湖 氏 室岡 拓也 氏 山内 幸治 氏 |
開催概要
通年受講料:30,000円(税抜)
※テーマ別セッションのみ、単発で受講いただくことも可能です。その場合は、6,000円/回(税抜)となります。
期間:2020年8月29日(土)〜2021年2月20日(土)
※毎月1〜2回程度の開催(詳細はスケジュール参照)
場所:オンライン(Zoom)
定員:10名
受講生特典:
・受講生間のコミュニティ形成を図ります。気軽に集える場として、受講生は役場第2庁舎のコワーキングスペースを無料で利用可能です。
・本プログラムは南三陸町の創業支援事業として行います。プログラム受講修了者(出席率7割以上、かつ、テーマ別セッション(1)(2)(5)(6)の4講座を受講することが条件)は、特定創業支援事業を受けた創業者として認定され、会社設立時の登録免許税が半額となったり、信用保証協会からの信用保証の特例として無担保、第3者保証人なしの保証枠が1,500万円まで拡大となる等の支援が受けることができます。

講師陣

島崎 湖 氏
プロフェッショナルコーチ(PCC)、Web of Life 代表、
CRR Global Japan 合同会社 共同代表/コーチトレーナー
神奈川県出身。2004年より「人は必ず持って生まれた使命=その人本来のリーダーシップがある」ことを信じ、プロコーチとして独立。2010年、米国CRR Global認定オーガニゼージョン&リレーションシップ・システムコーチ(ORSCC)を取得し、関係性にフォーカスを当てたチームコーチングを、組織/コミュニティに対して本格的に開始。個人・組織・社会を繋ぎ、視座を高めることからの組織/コミュニティ開発を展開。

室岡 拓也 氏
株式会社ボーンレックス
代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業。三井物産㈱にて、プラント輸出、インフラ事業投資、排出権事業投資、配電機器、三国間貿易等に従事。㈱ボーンレックスを創業し、代表取締役に就任。他、スペイン語オンライン会話サービスSPANISIMO 等 複数のサービスの創業メンバー。

山内 幸治 氏
認定NPO法人ETIC. 理事/事業統括ディレクター
1997年にETIC.に参画し、長期実践型インターンシップを事業化。企業、大学、省庁などさまざまな組織と連携し、若者がチャレンジしていく環境づくりに取り組んできた。東日本大震災からの復興に取り組む人たちの後方支援を担うため、2011年3月14日、「震災復興リーダー支援プロジェクト」を発足。同年5月より復興リーダーの「右腕派遣プログラム」や「みちのく復興インターンシップ」、「みちのく復興事業パートナーズ」など、復興に関わる多数の事業を手がけている。

本多 智訓 氏
MARUMORI-SAUNA株式会社 代表取締役、一般社団法人IMPACT Foundation Japan プログラムディレクター
東京海上日動火災保険で地域営業・企業営業を担当後、2012年から一般社団法人MAKOTOに参画し、コワーキングスペースcocolin、クラウドファンディングサイトchallengestar、丸森町起業促進施設CULASTAなどの新規サービスの立ち上げに携わる。2018年、本当の意味での地方創生を成し遂げるためには、自分たちで考え、自分たちで実行することが必要であると思い、丸森町の仲間たちとMARUMORI-SAUNAを立ち上げる。東北各地にこのプロジェクトのワクワクを伝え、東北の魅力を120%引き出しながら、東北各地のSAUNAと連携した「TOHOKU-SAUNA」を作り上げることが現在の目標。

高 敏晴 氏
髙敏晴会計事務所、公認会計士・税理士
中学生の頃に読んだ三國志の軍師のような仕事をしたいと思い、公認会計士を志す。公認会計士資格を取得後、銀行に入行。その後監査法人でキャリアを積み、2014年に独立開業。専門分野は、医療・介護とベンチャー・スタートアップ。freee5つ星認定アドバイザー。

佐藤 和幸 氏
株式会社MiGaKu 代表取締役
福島県出身。電力卸会社で経理・財務・総務・危機管理を担当後、行政書士として開業、法科大学院に進学。東日本大震災を機に地元の福島の各地で新規事業(飲食店・農業・温泉・福祉・スモールハウスなど)の立ち上げに携わる。南三陸で持続可能かつ地域の課題解決に繋がる事業の創出に取り組む熱い人々の姿に衝撃と魅力を感じ、2017年に同町の地域おこし協力隊として着任。協力隊事務局として他の協力隊員の事業立ち上げに向けたサポートを行い、2020年MiGaKuを設立。岩手・宮城・福島において事業創出・継承に関するコンサルティングを行っている。
参加者の声
自分が提供したいものがあり過ぎて、優先順位が曖昧になっていましたが、
プログラムを通じてアイテムを書き出し並べてみることで優先順位付けができ、
よりビジョンが明確になりました。今回まとめたことを実際に行動に移していきます。

ビジョンを他人に見せて共有することの大切さを知りました。
10年以上先を見据えてこの地域での生活がどう豊かになっていくかを考えていきたいです。

1期では唯一の学生として参加しました。
自分の中に強い想いを持っているのであれば、
まだ悩んでいる状態でも一歩踏み出し挑戦すべきだと、
他の受講生や講師の方との対話を通じて考えるようになりました。

プレイヤーが誰か、どういう人を巻き込みたいか、
といったことを明確にすることで事業がブラッシュアップできると思いました。
地域の方との対話は時間が足りないくらい得るものが多かったです。

自分の事業が誰を巻き込み、誰が幸せになるか、まっさらから考えてみたい。

未完成の時に、自分の考える内容を人に見せるのがブラッシュアップになると思いました。

事業によって、「町」がどうなるか、「自分」がどうなるか、
その両方が大事という気付きを得ました。

これを機会に南三陸で事業をすることの実現可能性を検討したい方へ
エントリーフォーム内では、現時点で描いている事業イメージを記入していただきますが、次に記載する事業アイデアを参考にしてエントリーいただくことも可能です。こちらはあくまでもアイデアですので、プログラムを受講いただきながらご自身で実現可能性を検証していただきますが、その際、各アイデアに関連する領域で活躍する地元事業者の方々がアドバイザーとして携わり、地域資源や事業環境といった事業実現性に関する情報提供や、ご自身が組み立てていく事業計画に対する助言を仰ぐことができます。 事業検討の出口としては、原則ご自身で事業を立ち上げることを目指していただきます。
参考:事業アイデア
地域資源・課題:
町の面積の77%を森林が占める。
仙台藩祖・伊達政宗公が城と城下町を結ぶ橋の建設に南三陸町の杉を求めたと伝えられ、林業は南三陸町の基幹産業として発達してきた。南三陸杉は、育つ山が岩盤質であることから成長が遅く目が詰まり、強度が高いことが特徴的。また、薄いピンク色の美しい色合いも持ち合わせている。
町内の一部の森では2015年にFSC認証を取得しており、生物多様性や労働環境に配慮した持続可能な林業の実現・継続・拡大に向けて歩みを進めている。FSC-COC認証を取得した製材所や工房も存在する。工房にはデジタルファブリケーション機器が導入されている。
アイデア:
家具、子ども向けの玩具、それらを活かした遊び場や学び場
間伐材や下草を活かしたアロマ
アドバイザー:
地元林業経営会社、木工工房
地域資源・課題:
南三陸では、タコ、牡蠣、ホタテ、鮭・イクラ、ワカメ・メカブ、ホヤ、鱈、ムール貝などの豊富な海産物が水揚げされる。
現在は、そうした魚介類を煮たり焼いたりしたおかずや、お酒のアテになるような加工品が中心に販売されている。また、鮮度を活かした冷蔵保存の商品が多く、常温保存が可能なものは比較的限られている。
アイデア:
海産物をふんだんにつかったスナック、ペットフード、サプリメント
アドバイザー:
地元水産加工会社
地域資源・課題:
カキ・ホタテ養殖が盛んな南三陸では、大量のカキ・ホタテ殻が生じ、その廃棄に多額の費用がかかっている。
また近年、シカやイノシシなどの野生動物による被害が増えてきている。
アイデアの種:
カキ・ホタテ殻、海藻を活用した漆喰
ジビエを活用した加工食品、ペットフード
アドバイザー:
サスティナビリティに特化した地元教育研究機関
地域資源・課題:
かつては仙台藩の養蚕発祥地として養蚕業が盛んだった南三陸。現在はごく一部の農家のみで行われ、わずかながら技術者が残っている。
隣接する登米市は東北有数の家畜飼養頭数を誇る大産地であり、南三陸町内にも良質な仙台牛を育てる畜産農家は一定数存在する。また近年、シカやイノシシなどの野生動物による被害が増えてきている。
りんご、柿、栗、ぶどう、トウキ、藍、などの栽培農家が存在する。
アイデア:
シルクを活かしたハイエンドパジャマ、ドレス
牛やジビエの革製品
フルーツ染め、ボタニカル染めの布製品
アドバイザー:
地元バッグメーカー
地域資源・課題:
森里海がコンパクトな範囲におさまっている南三陸では、年間を通じて山の幸、海の幸が豊富に採れ、四季を食材で感じられるほどである。そんな町の旬の食材を活かした料理を提供する飲食店は多いが、和食・海鮮系に集中している。また、個々の生産者の顔が見えたり、直接声が聞けたりする飲食店は多くない。近年、地球温暖化などの影響から、南三陸の漁場の環境にも変化が起き続けているが、飲食店での食事を通じてその事実を感じ取れる機会はあまりない。
事業アイデア:
生産者とダイレクトにコミュニケーションが取れるレストラン 収穫体験ができるなど、食材の育つ様子や食卓に運ばれてくるまでの過程が体感できるレストラン 旬の町内産食材をふんだんに活かし、これまでにない洋食系の料理を提供するレストラン
アドバイザー:
地元和食料理店
地域資源・課題:
水回りなど何かしらの改修が必要な物件が多いものの、町内には一定数の空き家が存在する。耕作放棄地も多く存在する。
市街地の公園や歩道の整備が進み、歩いて回遊できる環境が整いつつある。2020年中には町中心部に震災復興祈念公園が開園し、さんさん商店街から八幡川を渡る人道橋が完成予定。
農業体験、漁業体験などの体験型観光メニューはすでに多数存在する。団体旅行客が多く、個人旅行客の開拓が課題。特にインバウンドに関してはその傾向が顕著である。
アイデア:
足湯を併設した休憩所
商店街から歩いて帰れる距離の簡易宿泊施設
外国人旅行客をターゲットとしたゲストハウス
里山のミニキャンプ場
アドバイザー:
調整中
地域資源・課題:
少量多品種生産の農家が多く、大規模な生産者は限られている。
加工品の作り手も限られており、味噌、豆腐が中心である。
意欲的な20〜30代の若手農家も存在するものの、これまでの交流はさほど活発ではなく、地域の農業を盛り上げるため活性化が図られている。
アイデア:
ドライフルーツ、ジャム、缶詰、スイーツ
アドバイザー:
地元養鶏・洋菓子製造会社
地域資源・課題:
withコロナ時代を見据え、町内事業者のECサイトの拡充や、新しい事業形態の模索がなされている。
また、この春に町内高校の公営塾においてオンラインでの補講が初めて行われたり、今後町内の小中学校へタブレットが導入される予定であるなど、教育現場におけるIT導入の動きもある。
アイデア:
教育コンテンツ、アプリの製作
Web・SNS等のオンラインコミュニケーションツールの製作
町内既存事業のオンライン化コンサルテーション
アドバイザー:
石巻を拠点とするIT教育・制作会社
本プログラムは、南三陸町創業支援事業の一環として、株式会社ESCCAが企画・運営しています。