2019/8/24「自分自身を振り返り、自分自身と再度つながる」

7回目の本日は、Web of Life代表・島崎湖さんにお越しいただき、「自己理解を深める 」をテーマに、レクチャーと3つのワークを展開していただきました。

 

タイムライン

10:00 今日の目的・ゴールの確認、自己紹介、グラウンドルールの確認
10:40 コーチングミニレクチャー1:コミュニケーションの基礎、傾聴
11:50 休憩
12:00 ワーク1:「人生曲線」から自分を語る
13:15 お昼休憩
14:00 コーチングミニレクチャー2:3つの現実レベル
(アーノルド・ミンデル博士:「3つの現実レベル」より)
14:30 ワーク2:自分とプロジェクトの関係性の物語を語る「神話の起源」
(CRR Global Japan 合同会社:「システムコーチング®」のワークより)
15:15 休憩
15:20 ワーク3:あなたは何者か?「Who are you?」
(ジョアンナ・メイシー氏:「Work That Reconnects」より)
16:00 あらためて自己紹介
16:40 まとめ、気付きの共有
17:00 終了

 

冒頭、参加者全員で自己紹介を行ったのち、今日1日のグラウンドルールを確認し、お互いのことを深く知るための心の準備を行いました。大切な確認です。

 

 

そして早速、コミュニケーションの基礎に関するレクチャーへ。

まず、島崎さんが好きなアーティストのコンサートに行った時のお話を聞き、そのお話を聞いて受講生一人ひとりが思い浮かんだ色を順に挙げました。
すると、黄色、緑、オレンジ、淡いブルー、、といろんな色が挙がりました。

これがコミュニケーションの難しさ。日頃、私たちはそれぞれ自分の価値観、人生観、自己概念、他者認知などのフィルターを通してコミュニケーションをしているのです。なので、自分が経験したことをそっくりそのまま誰かに伝えることはほぼ不可能。どんなに熱心に伝えても、どうしてもギャップは生じてしまいます。

だからコミュニケーションは難しいし、だから面白い、ということをまずは理解し、そのうえで、より良いコミュニケーションのあり方について今日1日をかけて学び考えていくのだ、という認識を共有しました。

 

 

そこでベースとなるのが傾聴。相手の話を聴くということです。
当たり前に感じることかもしれませんが、私たちは日頃どれだけ意識的に相手の話を聴くことができているでしょうか。

身体や顔が相手の方を向いているか、適度にうなずいたり相づちを打ったりしているか、共感を示しているかなど、話の聞き手がどういう態度をとるかによって、話し手の話しやすさはぐっと変わります。このことを2人1組のペアワークを通じて体感しました。

相手が自分の話に興味がない印象を受けると、話す気が薄れ、会話が尻すぼみに終わってしまいます。それではコミュニケーションは成り立ちません。まずは相手の話をマインドフルに聴く、それが健全なコミュニケーションの第一歩であることを学びました。

 

次に、これまでの自分の人生を振り返り、プラス(楽しかった時、充実していた時、幸せだった時)とマイナス(悲しかった時、悔しかった時、不安だった時)をプロットする「人生曲線」を書き、ペアになって結果を共有しました。

このときのポイントは、単に出来事を振り返るのではなく、その時に自分が何を感じていたか?何を学んだか?今の自分にどんな影響を与えていると思うか?を一緒に振り返ること。そうすることで、自分がどんなことに対して感情がふれるのか、自分が何を大切にしているのか、に気付くヒントを得ることができました。

 

 

 

お昼休憩を挟み、再開。

午後はまず、アーノルド・ミンデル博士が提唱する「3つの現実レベル」について学びました。現実を描写するにあたって、1:合意的現実レベル、2:ドリーミングレベル、3:エッセンスレベルの3つのレベルがある、という考え方です。

参加者それぞれが今の仕事/事業を始めたときの状況について、ペアで質問を投げかけ合う形で振り返り、これら3つのレベルを体感しました。
そして、自分が話した物語、相手から聞いた物語、それぞれから思い浮かんだ絵を、1枚ずつ描きました。自分の物語について、自分が描いた絵と相手が描いた絵の2枚ができたことになります。それを見比べてみると、、どんな結果が待っていたでしょうか。

 

想像がついた方もいるかもしれませんが、まったく違う絵が出来上がりました!

 

同じ話を聞いても、頭の中に思い描くイメージは人それぞれ。言葉で表現できていることは、本人の頭の中のイメージのほんの一部なのです。
日々の会話の中でも、相手が頭の中にどういうイメージを描きながらこの話をしているか、という点に意識を向けることで、相手への理解がより一層深まることがある、ということを学びました。

 

 

 

3つ目のワークは、「あなたは誰ですか?」という問いを繰り返し行うものです。こちらも2人1組のペアになって行いました。

最初は、出身や所属、今取り組んでいることなど、表面的なものから入っていきますが、次第に、好きなこと、問題意識や課題感、将来への願い、大切にしていることなど、より自分の内面深くにあるものが言葉になって出てきます。この問いを繰り返すことで、自分の価値観をクリアにしていきます。

(ちなみに当日は時間の限りから1人20分ずつ程度で行いましたが、世の中にはリトリートなどの形式で何時間も続け深堀りするケースもあるとのこと…!)

 

ある程度自分のことを深堀りできてきたところで、さらにもう一つの問い「あなたを通じて何が起ころうとしていますか?」へ。

この問いによって、自分と周囲との関わりから生まれる(個人では完結しない)ことに意識を向けます。すると、自ずと言葉にインパクトが出て、同時に、話し手の中にコミットメントが生まれます。
” 
言葉にして、立つ。コトを起こせる人になる。” そんな意図が込められた問いです。

  

ヴィジョンは、見えている人にしか言葉にできないし、実現できない。何かヴィジョンが見えている人は、世の中のために言う必要がある。そこがパーソナルなリーダーシップに繋がるんです。思っているなら言った方が良い、言葉にすると本当にそういう人になる。言ったもん勝ちです!!」

と島崎さんから、優しく力強い激励のコメントがありました。

 

いよいよ、今日のセッションも締めくくり。
これまでに行ったワークをふまえ、改めて「自己紹介」として、以下について一人ずつ順々に共有しました。

・自分は何をしている人か、何をしようとしている人か?
・それはなぜか?そこにはどんな願い/想いがあるか?

 

 

今日1日、自分と向き合う中で気づいたことや、自分が心地良いと感じる表現が盛り込まれ、セッションの冒頭に行ったものよりも深みがグッと増した自己紹介となりました。

 

最後に、今日1日のセッションから何を持ち帰れそうか?全員で共有しました。

受講生からは、 

「自分の言葉で話す場があること、実験する場があること、って幸せだと感じた。」 

「自分の経験を自分でちゃんと意味づけすることって大切だと感じた。今日参加できなかった人ともやりたい。」

「話を絵に描く作業が特に一番印象的だった。今までは言語化することで自分の思考を整理しようとしてきたけれど、もうちょっと違うやり方で自分の思考を整理できるかもしれないと感じた。自分に合った思考の整理の仕方をこれからも模索していきたい。」

 「普段自分が合意的現実レベルで話していることが多いと感じた。ドリーミング、エッセンスレベルでも会話するように意識したい。同じ話を聞いていても、描く絵は違う。相手が頭の中に描いていることに意識を向けたい。」

 「今までやりたいことだと思っていたことと、今日のワークを通して気付くことができた自分の価値観との間に少しギャップが生じているかもしれないと気付いた。自分のやりたいことってなんだっけ、どんな未来を作りたいんだっけ、ともう一度、考えてみたい。」

 「自分の大事な想いは放っておくと沈んでしまうと感じた。怖くもあるけれど、今日のように時間をとってメンテナンスをしたり、場を作ってみんなで確認し合うことが大切だなと感じた。目の前のことに忙殺されていると本当は大切だと思っているにも関わらず表に出てこない。人と会う時に言葉として出てこない。そうするとこの人は何を考えてやっているのだろう、自分とは違う目的でやっているのだろうと思われてしまうケースも出てくるのだと思う。今日は宝物をいっぱい発掘できた、引き続き深掘りしていきたい。」

「各自のプロジェクトを持っている中で、表面的には関わりがないように見えても、エッセンスレベルでは同じことを考えていることが多いような気がする。そういうことをリアルタイムで集まった場で話し合うことって大事だと感じた。これからもメンバー同士でできるような空気感をつくりたい。毎日何かしらコミュニケーションをして、お互い成長できるような関係を築きたい。」

といった感想が挙げられました。

 

ゲストの島崎さんからは、

「南三陸(良い意味で)やばいかも!どの地域よりも時代の先を行っているかも!と感じました。一人ひとりが大事なものをちゃんと大事にしていて、人としてありたい姿を体現し始めていると感じました。皆さんの素直な声に触れることができてとても楽しかったです。「鏡の法則」はここでも当てはまるもので、今日ファシリテーションさせていただいた自分もみなさんの影響を受けて素直に慣れた気がします。

聴く姿勢を変えると関係性が変わります。やればやるほど聴く力は鍛えられます。内省は終わりのない旅。傾聴と内省はこれからも続けてもらいたい。一人でやるのはしんどいので、ぜひみんなで続けて欲しいです。」

とのエールをいただきました。

 

 

今回気づいた自分の価値観を大切に、残りのセッションも重ねていきます。 

fin.